PCの画面ではなく人に向かって仕事せよ

技術力のないSE
http://ceo.livedoor.biz/archives/24821118.html
  • 最近の大手ベンダーのSEは、「手配師」っぽくなっている
  • 自身の開発経験がないのに、見積やプロジェクト管理などをやっているので、表面的な仕事しかできない。
  • 中味をちゃんと見る時間もスキルもないので、いきおいオカネと期間の話ししかできず、結局「脅し」や「お願い」が仕事になる。
  • ひとつポイントとなるは、「手配師」をよしとするか、否かだ。ここの価値判断が問われそうだ。
技術力のないSE(2)
http://ceo.livedoor.biz/archives/25962487.html
  • とてもじゃないが、普通のSEが技術力をじっくりと蓄積するような環境にない。
  • 最近はITコンサルティング会社でも、コーディング経験のない若手が大半だ。あっても、せいぜいパッケージのコイフィグレーションをしたことがある程度。ほとんどの開発業務は協力ベンダーが引き受ける。元受はプロ管のみ。
  • 会社としては、情報システム産業のどこにポジションを取るかを、少なくともここ1年半の間には決めて、それに向けた投資(拠点開発、商品開発、人材育成など)を目標を持って実施しないと、5年後は消滅している可能性が高い。

- 個人としては、技術者として超一流になるのか、あるいはより上流工程の仕事ができるよう、「ビジネスパーソン」としてのポジションを取るのか。
ここで一度仕事をRedifine(再定義)しないと、あと数年の後には森永卓郎ワールドへ一直線だ。

エンジニアであると同時にビジネスパーソンたれ
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0506/13/news008.html
  • 顧客と技術者との間の、情報ギャップが小さくなってきていることもある。
  • 場合によっては顧客のほうが豊富な知識を持つケースも多いかもしれない。新しい知識や情報の量で勝負し続けられるSEは、実はかなり少ないのだ。
  • そうこうするうちに技術が陳腐化し、クライアントのシステム刷新と同時に、ある日突然仕事がまとめてなくなる。
  • 顧客の近くにいるものだけが生き延び、単に日本語をシステム言語翻訳するだけの技術屋はどんどん隅に追いやられていく。このように二極化はますます進展していく。
  • 技術知識の習得に向けた努力は、やはりしなければならない。しかし、これをいつまで続けられるのだろうか。10年後を想像してみよう。
  • 20代のあなたの10年後には小さい子供がいるかもしれない。子供がいれば、夜泣きなどでなかなか夜も集中して勉強できない。土日には子供とのふれあいの時間を多くとらなければならないだろう。
  • マンションの購入などを考えるのもこの時期だ。しかし、10年前と全く変わらない仕事内容で、給料もほとんど増えない。将来が不安で、住宅ローンどころの話ではない。
  • 30代のあなたも、40代にもなれば、今と比べて確実に体力は落ちている。仕事で疲れた後、勉強の時間をとるのはかなりしんどい。
  • 技術者派遣などでは、若い人から順番に仕事がまわっていくと聞く。住宅の購入、子供の受験など、一番オカネが必要なこの時期に、時間も体力もある20代と競争するのは相当厳しい。
  • PCに向かって仕事をするのではなく、人に向かって仕事をすることである。
  • 具体的には、システム開発のより上流工程において、顧客接点で部下を持って仕事をするポジションをとることである。
  • SEが基本中の基本として身につけておきたい思考技術を3つ選べといわれたら、以下を挙げる。
    • 顧客や部下と効果的なコミュニケーションをするための「論理的思考力」
    • 新商品の開発や、チーム内の問題解決に必要な「発想力」
    • そして顧客とともに考え、スピーディな合意形成を測るための「会議力」。

スポーツ選手だけでなく,サラリーマンもポジショニングは大事,というお話。自分が「顧客企業」「元受」「協力ベンダー」のどの立ち位置かを認識すれば,おのずと取るべき行動はわかるハズ。